「そろそろ老後のことを考えないと…でも今からじゃ遅いかな?」
そんな不安を感じている40代の方も多いのではないでしょうか。
結論から言えば、40代からの貯金でも十分に間に合います。
大切なのは、今すぐ行動を始めること。老後のための資金準備は、早く始めれば始めるほどラクになるのです。
この記事では、40代からの貯金戦略と、老後資金の目安・実践のコツをわかりやすく解説します。
老後に必要なお金はいくら?
まずは、目安となる老後資金を知っておきましょう。
- 夫婦2人世帯で必要とされる老後資金:2,000万円前後
- 月々の不足分:平均5万円程度(年金だけでは足りないケース)
退職金+年金+自助努力(貯金・投資)の3本柱で補うのが基本です。
40代がやるべき5つの貯金ステップ
1. 現状を把握する
まずは「今いくらあるか」「毎月いくら貯められるか」を可視化しましょう。
- 資産・負債の棚卸し(ローン、クレジット残高など)
- 家計簿アプリで月々の支出を見える化
- ライフイベント(子どもの教育費など)と照らし合わせて貯金計画を立てる
2. 支出を見直し、先取り貯金
40代は出費が多くなる時期。だからこそ「余ったら貯金」ではなく「先取り貯金」が鉄則です。
- 固定費(通信費、保険料、サブスク)を見直す
- ボーナスの一部は必ず貯金に回す
- 毎月3万〜5万円を自動で積立設定
3. iDeCoやNISAなどの制度を活用
税制優遇のある制度は「貯めながら増やす」のにぴったりです。
- iDeCo:老後資金専用の積立制度。掛金が全額所得控除に
- NISA:非課税で運用益を得られる(新NISAは成長投資枠+つみたて枠あり)
リスクを抑えつつ、長期で着実に資産形成を目指せます。
4. 老後の生活費を試算してみる
実際に「老後に月いくら必要か」を試算することで、目標が具体化します。
- 住宅ローン完済の有無
- 持ち家 or 賃貸
- 生活水準(旅行・趣味・車の維持など)
将来の支出に備えた貯金額の逆算が可能になります。
5. お金の不安は「夫婦で共有」
特に既婚者の場合、老後の家計は2人でつくるもの。パートナーとしっかり話し合うことも重要です。
- 退職時期や年金受給開始年齢の確認
- 共有の貯金目標を設定する
- 生活費や医療費など将来の支出想定を共有
まとめ
40代は、老後資金に向けた「本格的な準備期間」。
でも、今からなら十分に間に合います。
重要なのは、小さくてもすぐ始めること。焦らず、確実に、お金と向き合っていけば、将来の安心はぐんと近づきます。
老後の不安を「貯金と習慣」で安心に変える、その第一歩を今日から踏み出してみましょう。