「将来のためにお金を増やしたいけど、投資ばかりも不安…」
「いくら貯金があれば投資を始めてもいいの?」
そんな疑問を抱えている方は多いのではないでしょうか。
貯金も投資も、お金を守る・増やすという意味でどちらも大切な手段です。
この記事では、貯金と投資をどのようにバランスよく考えればいいか、ライフステージや目的別にわかりやすく解説します。
そもそも貯金と投資は何が違う?
- 貯金:お金を安全に「守る」ための手段(元本保証、リスクなし)
- 投資:お金を増やす「資産形成」の手段(元本割れリスクあり、リターンも期待)
つまり、安心のためには貯金、将来に備えて増やすには投資が必要なのです。
理想のバランスは「60:40」からが目安
一般的には、貯金6割・投資4割くらいから始めるのがバランス良いとされています。
ただし、これは年齢や収入、家族構成によって変動します。
具体例:
- 20〜30代独身:投資多め(貯金4:投資6)でもOK
- 子育て世代:貯金多め(貯金7:投資3)で安定重視
- 老後目前の50代:貯金8割以上で元本保護がメイン
大切なのは、生活防衛資金が貯まってから投資に回すという順番です。
生活防衛資金はいくら必要?
投資に回す前に、まず「生活防衛資金」を準備しましょう。
これは、収入がなくなっても生活できる金額のことです。
- 目安は「生活費の3〜6ヶ月分」
- 自営業や不安定な仕事の場合は「半年〜1年分」
これがあることで、投資に対する心理的な不安も減ります。
目的別にお金を“色分け”する
貯金と投資は、「いつ」「何に使うか」をもとに分けると考えやすくなります。
- 短期(1年以内)→貯金:旅行、家電、車検など
- 中期(3〜5年)→貯金+積立型投資:引っ越し、教育費
- 長期(10年以上)→投資:老後資金、資産形成
ゴールに合わせた運用を意識することで、バランスも整いやすくなります。
積立投資は“無理のない金額”から
投資といっても、いきなり大きな金額を動かす必要はありません。
月1,000円〜の積立投資から始めるだけでも大きな一歩です。
おすすめの制度:
- つみたてNISA:非課税で年間最大40万円の運用が可能
- iDeCo:老後資金専用。掛金が全額所得控除に
まずは「投資に慣れること」から始めるのがコツです。
まとめ
貯金と投資は、どちらが正しい・間違いではなく、役割が違うものです。
安心を得るために貯金、未来をつくるために投資。
この2つのバランスを見直すことで、今も未来も安心できるお金の土台がつくれます。
まずは、生活防衛資金を確保し、そこから少しずつ投資を始めていきましょう。
「今できること」を少しずつ積み重ねることが、最終的に大きな違いを生み出します。