「一生に一度の結婚式だからこそ後悔したくない」
そう思う反面、結婚式費用の高さに驚くカップルは少なくありません。
平均的な挙式・披露宴の費用は、300〜400万円と言われていますが、工夫次第でかなりの節約が可能です。
そして節約といっても「質を落とす」という意味ではなく、費用対効果を最大化する方法を選ぶことで、ゲストの満足度を保ちながら予算を抑えることができます。
節約の基本は「メリハリ」と「見直し」
節約のポイントは、こだわる部分と削る部分のメリハリをつけること。
すべてを完璧にすると費用は跳ね上がりますが、重要な部分にだけお金をかければ、満足感はしっかりキープできます。
費用を抑えやすいポイント6選
1. オフシーズン・仏滅の日を狙う
人気の春・秋や「大安」の日を避けることで、会場費やプランの割引が適用されやすくなります。
2. 衣装はレンタルで比較検討
ウェディングドレスは式場提携以外の外部レンタルも選択肢。
相場の半額以下で借りられるケースもあります。
3. ペーパーアイテムは手作りor外注
招待状、席次表、メニュー表などは、テンプレートを使って自作すれば数万円の節約に。
また、外部業者に発注しても会場経由より安価な場合が多いです。
4. 装花や装飾をシンプルに
高価な生花を避け、ドライフラワーや造花を活用するだけでも大幅にコストダウン可能。
5. 映像・写真は外注も検討
式場に依頼すると20万円以上かかることも。
フリーランスのカメラマンや友人に頼むことで数万円に抑えられるケースもあります。
6. 引き出物はカタログギフト+1品に絞る
「カタログ+菓子+縁起物」の3点セットが定番ですが、ゲストの満足度を考慮すればカタログ+1品で十分。
こだわりポイントを絞って「印象」を残す
すべての項目を削ってしまうと、やはり味気ない印象に。
そこで「ここだけは絶対にこだわりたい」部分を明確にするのが大切です。
例:
- 料理だけはグレードアップ
- 衣装にはこだわり、前撮りで思い出を残す
- 演出をシンプルにして余興の時間を多く取る
ゲストが感じる「満足感」は、演出よりも会話や雰囲気によるところが大きいという調査結果もあります。
ご祝儀を前提にしすぎない予算設計を
節約を意識するなら、自己資金で完結できる範囲での式を設計しましょう。
「ご祝儀で回収できるから」と油断して予算を膨らませると、最終的に持ち出しが増える可能性があります。
結婚式をしないという選択もアリ
近年は「フォト婚」や「家族だけの食事会」など、低コストで思い出を残すスタイルも人気です。
無理して挙式を挙げるよりも、ふたりに合った形でお祝いをするのも素敵な選択肢です。
まとめ
結婚式は大きな出費ですが、節約しても満足度を高める工夫はたくさんあります。
「こだわる部分」と「削れる部分」を明確にし、賢く選ぶことで、ゲストにも自分たちにも思い出に残る素敵な式が実現できます。
ふたりにとって大切なイベントだからこそ、予算と想いのバランスを大切に計画していきましょう。