突然の失業や、希望をもっての転職──どちらであっても、家計への影響は避けられません。
収入が減る、あるいは一時的にゼロになる中で、生活をどう守り、次のスタートを切るかが問われます。
今回は、私自身が転職を経験した際に実践した、家計を守るコツと再スタート資金の作り方をご紹介します。
まずやるべきは「現状把握」
まずは冷静に、以下を整理しましょう。
- 現在の貯金額(すぐ使えるお金)
- 毎月の固定支出(家賃・光熱費・通信費など)
- 失業給付・退職金の有無と金額
これにより、「あと何か月暮らせるか」「再就職までの猶予期間」が見えてきます。
支出を即見直す!家計のスリム化ポイント
1. 固定費の削減を優先
家賃の交渉・引越し、格安SIMへの乗り換え、サブスクの解約など、手続きが必要でも長期的に効果の大きい部分から取り組みましょう。
2. 食費は「自炊と買い物計画」で節約
外食やコンビニを避け、まとめ買い+作り置きを徹底することで、1〜2万円の節約も可能です。
3. 支払いの猶予制度を活用
公共料金やローン、保険料などは、一時的な猶予や分割払いに応じてもらえる場合があります。迷わず相談を。
4. 収入がない時こそ「現金払い」で管理
クレジットカードの利用は後払いの罠になりやすいため、支出の実感を持つためにも現金またはデビットカードが安心です。
収入がなくても受け取れるお金がある
1. 雇用保険(失業給付)
条件を満たせば、在職中の給与の50〜80%程度が給付されます。
ハローワークに早めに手続きを。
2. 退職金・積立金
企業によっては、退職一時金や企業年金が支給されるケースもあります。
3. 国民健康保険の減免
収入が激減した場合、国保の保険料が軽減される制度もあります。市町村に相談しましょう。
4. 公的支援制度の利用
生活困窮者支援や住居確保給付金、緊急小口資金など、一時的な支援制度も多く存在します。
再スタートのための資金をどう作る?
1. 不用品をフリマアプリで売却
使っていない服・家電・雑貨など、部屋を整理しつつ現金化できて一石二鳥。
2. スキルを使って在宅ワーク
クラウドソーシングやライティング、簡単な作業でも、月数万円の副収入になることも。
3. 失業保険受給中は「転職準備期間」と割り切る
生活を大きく変えず、次のステップに集中するための資金として有効に活用しましょう。
「不安」を「チャンス」に変えるために
一時的な収入ゼロの状況は、不安や焦りを生みますが、生活を見直し、無駄を断ち切る絶好の機会でもあります。
今まで気づかなかった浪費や固定費の多さに気づき、再就職後も役立つ「強い家計」を作るきっかけにもなり得るのです。
まとめ
失業や転職は人生の転機。お金の不安を解消するには、まず行動と情報収集がカギです。
支出の見直し、制度の活用、副収入の模索――どれも小さなことからでOK。
再スタートを安心して切るための準備として、今日からできる一歩を踏み出しましょう。